歩行中ガクンと崩れるバーニーズくん
↑ 画像をクリックするとビフォーアフター動画がご覧になれます
もう一つ動画をどうぞ ↓
『歩いていると突然ガクンと崩れることがある』『左後脚が上手く使えてなさそう』と言うことでご依頼いただきました
触った感じでは、全体的に左より右のコリが強かったため、飼い主様の言う通り左後ろ足は使いにくく、右側が頑張っているということになります
犬は元々、前脚荷重であるに加え、バーニーズで7歳という年齢ですから後ろ足の筋力低下から前足で推進力を生むようになっていました。ビフォーの肩甲骨の動きで分かります
後足で推進力が生めない、前脚推進力で歩いてた。おかげで肩甲骨を動かす筋肉が凝り固まった。
前足が前に出ない。。。結果前足を後方に後方にけりだす形になっていました
この状態は肩甲骨は立つ方向でかたまります
肩甲骨が立つとそれと連動して骨盤も後屈します
前足を後ろへ後ろへ蹴りだしていましたし、骨盤も後屈していましたので
ビフォーは前足と後ろ足がぶつかっています
アフターは肩甲骨が動くようになったので前脚も前に出るようになり、後ろへ頑張って蹴りださなくてもよくなりました。
座骨も上がり後足も蹴りだしやすくなり、前脚と後ろ足がぶつかることはなくなりました。
そしてもう一つ、左足に体重がうまくかけられなかったので、右側で体重を支えるときにぐんと沈み込んでます
アフターでは、左に少し体重が乗せられているので右後脚も踏ん張れています
今回のこの歩様の主な原因は『肩甲骨の動きの悪さ』からと考えます
画像からも分かるように
肩甲骨の動きが悪いのは明らかです
ビフォーは肩甲骨は動かず、肩より下で推進力を生み出そうとしてます
後脚がふらふらすると後脚に着目しがちですが、注視すべきは肩甲骨というとてもわかりやすい事例です